ニコニコ生放送(以下ニコ生)の形態として、視聴者からリアルタイムでリクエストを募り、動画を流していくという「リクエスト生放送」というものがあります。
この放送は、それに特化したソフトを使用することで簡単に実現することが出来ます。
これから連載形式で、現在私が使用している「ニコニコ生放送ヘルパー」(以下ニコヘル)というFirefoxのアドオンを例に挙げて、リクエスト生放送のやり方について説明したいと思います。
1.ニコニコ生放送とは?
ニコニコ生放送(-なまほうそう)とは、ニコニコ動画が提供する生中継動画配信サービスのことである。「ニコ生(にこなま)」と呼ばれることもある。
ニコニコ生放送は、リアルタイムで配信する動画に、通常のニコニコ動画と同様にコメントをつけて楽しむことができるサービスである。
ニコニコ生放送とは (ニコニコナマホウソウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科より
ニコ生は2007/12/25に行われた「クリスマス特別企画『生対談!!ひろゆきと戀塚のニコニコを作った人〜生で書き込みもできるよ〜』」から始まり、2008/12/12からは、一般のユーザーも生放送ができるようになりました。現在ではユーザー生放送用の領域(枠)が大幅に確保されていて、およそ3200番組が同時に放送されています。
2.ユーザー生放送に必要なもの
ユーザー生放送を行うためには、次の条件を満たしている必要があります。
- ニコニコ動画のプレミアム会員であること
- 一般会員では生放送の試聴は可能ですが、自分で配信を行うことはできません。
- ニコニコミュニティの生放送権限を持っていること
- 基本的にコミュニティ経由で生放送を行うことになります。
自分のやりたいジャンルを扱うコミュニティに入会して、管理者に権限をもらえるよう依頼しましょう。(コミュニティによっては入会した時点で権限をもらえる場合もあります)
自分でコミュニティを新規に作って放送する、という手段もあります。
- 基本的にコミュニティ経由で生放送を行うことになります。
また配信する際に、以下のものが必要になります。
- 安定かつ高速なインターネット回線
- ADSL程度の速度は必要だとか。リクエスト生放送の場合は安定性がとくに重要です。
- Flashに対応したブラウザ
- よっぽどマイナーなWebブラウザを使っていない限り大丈夫です。
「Webブラウザって何?」って言う人は大抵大丈夫です。
- よっぽどマイナーなWebブラウザを使っていない限り大丈夫です。
- Webカメラ・マイク
- リクエスト生放送の場合、必要ないです。
- 30分以上のまとまった時間
- ユーザー生放送は30分間配信できるので、不測の事態に備えられるようなるべく席ははずさないようにしましょう。
これだけの用意が整えば、放送者のみが使えるコマンドを利用してリクエスト生放送を行うことができますが、さすがに人力でやるのはとても手間がかかります。そこで登場するのが、いわゆる配信ツールです。
3.配信ツールを選ぶ
上で挙げたニコヘルの他にも、様々な配信補助ツールが存在します。
よく見かけるのは、
- ニコPITA Core
- NicoRequest(開発停止)
- NicoDrive
辺り。どれもリクエスト生放送を行う上で必要な機能はそろっているので、使いやすさ、機能などで選ぶとよいかと思います。
ちなみにWindows以外の環境で配信を行う場合には、ニコヘル(Firefoxが動けば使える)とNicoDrive(Adobe AIRが動けば使える)辺りの選択肢に限られます。
長くなってきたのでこの辺で。次回はFirefox・ニコヘルの導入から。