最強のWindows98搭載PCを自作する!その3~組立、セットアップ

追加発注

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結局SocketFM1用のリテンションキットを購入した。ついでに「ターミネーター2 プレミアムエディション」のBlu-rayも注文した。セットアップが一通り終わったら観るつもり。

Socketのピン数が違っても、リテンションさえ替えてしまえば同じCPUクーラーが使えるAMDはやはり偉大である。頻繁に規格を変えてすぐ過去のものにするintelとは大違い。

組み立て

必要なパーツが揃ってしまえば、あとは何も難しいことはない。普通に自作PCを組み立てる作業と同じだ。

ただIDEケーブルの本数を少しでも減らしたいのと、IDE2レーン使用+SATAという組み合わせはBIOS画面で時間を取られたり、パッチを当てないと9x系OSではリソースが競合するので、DVDドライブを一番下に移管した。ここならギリギリHDDに届く距離だ。

他に注意すべき点は、

  • マザーボード側のSATA端子は構造上金属製のロックがかからないため、外れないようケーブルの取り回しには気を付けること。
  • ATX電源端子が変態的な位置にあるため、取り回しに気を付けること。
  • マザーボード上のUSB3/4ピンは後ろのUSB端子と排他利用のため、ケースの端子はUSB5/6につなぐこと。

あたりだろうか。

セットアップ準備

メインの自作PCに使用するSSDをセットして、あらかじめ領域設定を行っておく。
これはSSDを考慮していないOSで領域設定を行うと、SSDの性能が最大限発揮できないような区割りを行うためである。下記のリンクを参照。
SSDを最高のパフォーマンスで利用するためにパーティションを調整しよう : ライフハッカー[日本版]
今回は

Win98システム(以降C) 16GB
WinXPシステム(以降D) 32GB
Win7システム(以降E) 残り

パーティションを区切った。

インストールを最速化するため、Windows98 SEインストールCDのwin98フォルダをCドライブに移動。
また必要になるドライバやパッチ類も、driverフォルダを作ってそこに格納。
Windows98で必要になるものは次回記事で列挙します)

Windows XPのインストール

通常はWindows9x系からインストールをして、それからNT系をインストールするのが普通だし、デュアルブート環境も容易に構築できる。
しかし何故かうちの環境では98を入れてXPを入れたときに、MBRがNTLDRを見つけられなくなり起動ができなくなってしまう。
XPのインストールCDから起動できる回復コンソールでも症状が直らなかったため、先にXPからインストールする手法をとった。
以下のリンクの「2-2-2. C ドライブが NTFS の場合」をそのまま実行した。
Windows.FAQ - Windows デュアルブートの基礎知識

また、XPのインストール中に「ファイルがコピーできません」というエラーが頻発したので、SSDにインストールデータをあらかじめメインPCから移動しておき、それを「Windows 98SEのインストールCDから起動したMS-DOS」から実行するという遠回りな方法をとった。
この手順については、以下を参考にしました。
How to start the Setup program from MS-DOS in Windows XP

SATAでRAIDを組んでいるわけでもないので、インストール時の「F6→フロッピー挿入」の作業は必要なし。(BIOS設定でSATAのモードを「non-RAID」にすれば、IDE互換モードになります)
そのほかは、通常のXPインストール方法と変わりません。

今回出てきたもの

AINEX SocketFM1用 リテンションキット BM-FM1

AINEX SocketFM1用 リテンションキット BM-FM1